扉を開けて AN
第3章 モテ期なんて言われても
「ニノちゃん・・・」
勢いで探しに来てしまったものの
いざ目の前にすると 何をどう話していいのかわからないや
「あの・・あの、さ」
「・・・・・・」
「えっと・・・あの」
「・・・何」
「あ~・・・と・・い、いい天気だね」
「・・・どん曇りだけど」
「あ、明日は良い天気かなぁ」
「・・・マジ何なの?・・・あ、潤くん じゃあ土曜日にね」
松潤ににっこり笑いかけると
ニノちゃんは俺を無視してすたすた歩きだしてしまった
仕方なく 俺もとぼとぼ後ろをついて行く