機動戦士ガンダム~砂塵の恋~
第3章 幻の戦い
白いザクのモノアイが光る。ダクトから熱風が噴射する。周りを覆っていた酒樽を蹴散らして白いザクは雄々しく立ち上がった。
「流石はモスコだわ。整備はバッチリよ」
両腕にマゼラの主砲をアレンジしたマゼラトップ砲を持つとザクは出撃した。このマゼラトップ砲のひとつはハモンが散ったマゼラトップの主砲を回収して作ったものである。
「スゴいもんだ。頑張ってひと暴れを見せてくれよ」
キャメルは子供のようにはしゃいでザクを見送った。
出撃するなりマゼラトップ砲でGMのコクピットを撃ち抜いた。
「まさかこれの雄姿が拝める日が来るとはな。まるで姐さんが乗っているみたいだぜ」
モスコは操縦するシェリーの姿を眩しそうに見る。
「いい女だろ。存分に惚れちゃってかまわないよ」
シェリーは不敵に笑って、素早い動きでGMの攻撃をかわして着実にコクピットにマゼラトップ砲を炸裂させていく。
まるで屍のようにコクピットを破壊されたGMが横たわっていく。
「残党狩りに目を付けられたんじゃ、いつまでもここにはいられないか」
「すまないな姐さん、旦那。しばしお別れだ。どこに行っても忘れないからな」
モスコは街の人たちと一緒に姿をくらませた。もちろんシェリーやキャメルも一緒に旅立った。
「旦那、姐さん、やったぜ。連邦のヤツらに人泡吹かせてやったぜ」
モスコはラルとハモンを想って献杯をした🥃
「パイロットの腕がいいからね〜」
シェリーもモスコにグラスを合わせた🥃
残党狩りに失敗して小隊が全滅したなどという不名誉なことを記録に残したくないから連邦はこの戦いを隠蔽した。
しかし、その幻の戦いで鬼神の如き戦いを見せつけた白いザクは『砂漠の白鬼』と兵たちの間では語り継がれた。
その白いザクが再び姿を見せることはなかった。
モスコたちの行方は誰も知らない。
「流石はモスコだわ。整備はバッチリよ」
両腕にマゼラの主砲をアレンジしたマゼラトップ砲を持つとザクは出撃した。このマゼラトップ砲のひとつはハモンが散ったマゼラトップの主砲を回収して作ったものである。
「スゴいもんだ。頑張ってひと暴れを見せてくれよ」
キャメルは子供のようにはしゃいでザクを見送った。
出撃するなりマゼラトップ砲でGMのコクピットを撃ち抜いた。
「まさかこれの雄姿が拝める日が来るとはな。まるで姐さんが乗っているみたいだぜ」
モスコは操縦するシェリーの姿を眩しそうに見る。
「いい女だろ。存分に惚れちゃってかまわないよ」
シェリーは不敵に笑って、素早い動きでGMの攻撃をかわして着実にコクピットにマゼラトップ砲を炸裂させていく。
まるで屍のようにコクピットを破壊されたGMが横たわっていく。
「残党狩りに目を付けられたんじゃ、いつまでもここにはいられないか」
「すまないな姐さん、旦那。しばしお別れだ。どこに行っても忘れないからな」
モスコは街の人たちと一緒に姿をくらませた。もちろんシェリーやキャメルも一緒に旅立った。
「旦那、姐さん、やったぜ。連邦のヤツらに人泡吹かせてやったぜ」
モスコはラルとハモンを想って献杯をした🥃
「パイロットの腕がいいからね〜」
シェリーもモスコにグラスを合わせた🥃
残党狩りに失敗して小隊が全滅したなどという不名誉なことを記録に残したくないから連邦はこの戦いを隠蔽した。
しかし、その幻の戦いで鬼神の如き戦いを見せつけた白いザクは『砂漠の白鬼』と兵たちの間では語り継がれた。
その白いザクが再び姿を見せることはなかった。
モスコたちの行方は誰も知らない。