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冬のニオイ

第1章 未送信BOX

【2007.11.29】

翔くん、さっきは何も話せなくてごめんなさい。

でも、申し訳ないけど、あんな風に責められたら、オイラ何も言えないよ。
だって翔くんはオイラが何を言っても嘘をついてると思うでしょ?

あんな怒ってる顔今まで見たことなかったし、ガチガチに閉じてて聴く耳なかったよね?

なんでオイラが悪いって最初から決めつけるの?



翔くんはオイラが別の男とやったって決めつけてたけど、でもオイラ、本当に浮気なんてしてないよ。
翔くんを裏切るようなこと、1コもしてないって誓える。

証拠があるって言ってたけど、本当にしてないんだよ。
翔くんはオイラが言うことより、その証拠を信じるの?

確かに酔って泊ったのはその通りだけど。
気がついたら朝になっててホテルに一人で居たんだ。
どうしてそうなったのかオイラわかんないけど。
だから多分きっと凄く酔ってたんだろうけども。

信じてよ。

信じてよ、翔くん。

信じてもらえないの、オイラだってくやしいよ。








嫌な思いさせてごめん。
確かにお互い頭を冷やすには少し会わない方が良いのかもしれないね。

信じてもらえないかもしれないけど、オイラは翔くんしか好きじゃないし、他の人とは何もありません。

話を聴いてくれる気持ちになったら、連絡ください。
寒くなって来たから、風邪引かないように気をつけて。

ごめんね。











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