
刑事とJK
第16章 海物語
「先輩もう買いました?」
「何を?」
「水着っす」
「はあ!!?」
斉藤は回していたペンを落とした
「もう
山崎さんが言ってたじゃないですか、刑事科の一部で今度海に行くって」
あのジジイ、刑事舐めてんのか!!
「行くわきゃねーだろ、んな遊び。勝手に行ってろ」
斉藤は手をぺいぺいっとさせた
「一人か二人なら、知り合い連れて来てもいいらしいっすよ?」
「へ…?」
―――――――――――
「――――…ってことだ」
『あたし行ってもいいの!?行きたーい海行きたーい!!』
ゆうひは斉藤の横ではしゃぎ出した
「そんなに…行きたいのか?」
『うん!!
海なんてほんと久しぶりだもん、斉藤も行くよね?』
「……
……ああ」
『やった///』
そんな目で頼まれちゃあ断るにも断れねぇだろ!!
『それで、いつ?』
「確か…今週の土日だったな」
『泊まりがけなの!?』
「多分な」
やったー///
斉藤と海に行けるなんて…
しかも一泊二日!!!やばい!!!
「オレもあんまり詳しいことは知らねぇんだ…また電話でもするわ」
『うん、ありがとね、誘ってくれて///』
「いや別に…お前、ちょっとは動かねぇとブクブクに太るかもしんねぇしな…」
『やかましいわ!!』
――――――――――
ああテンション上がる~
何着て行こう!?
あ、斉藤の水着姿も見れる…
楽しみ、きゃ~///
