
刑事とJK
第16章 海物語
「いや斉藤スマンな。ゆうひちゃん、手がきれいだったから」
「るせぇ」
斉藤はふて腐れた顔をする
『……妬いた?』
「誰が妬くか、とんちんかん!!」
『とんちんかん!?』
吉川はAチームの異変に気づいた
「…今なら勝てんじゃねーの?」
「思ったっす。今向こうのチームワークはがたがたっすね」
「畳み掛けましょう!!」
Aチームが内輪揉めをしている間に、Bチームは逆転した
「ああー!!何してやがんだ藤野!!」
「俺か!?今の」
『藤野さんはちゃんと取ってたよ。斉藤のアタックが外れたんじゃん』
「ちげーよ、お前のトスが下手なんだ!!」
『人のせいにすんなよー!!』
