
刑事とJK
第20章 夏祭り
「じゃあね、正貴。また来るわ♪元気でね」
「二度と来んな。」
「冷たいのねー」
真理子はやっと家に帰った
家というのは、斉藤の部屋ではなく、ちゃんとした真理子の家だ
真理子はバイバイと手を振り、ドアを閉めた
「…やっと静かになったー…」
斉藤は冷蔵庫からビールを一本取り出して飲んだ
「マジで、静かだな…」
嫌いだからとは言え、真理子は姉は姉だ。
久しぶりともあって、斉藤はどこか懐かしく感じていた
♪~
メールが届いた
「…ゆうひ?」
〔明日夏祭りあるらしいけど行く?^^〕
夏祭りか…
〔夜でもいいか?〕
昼間は仕事だからな…
しばらくすると返事が来た
〔大丈夫!!じゃあ6時くらいに公園集合でいい?(^o^)/〕
〔了解〕
――――――――――――
『よっしゃああ!!!』
了解メール来たあ!!!
ゆうひはひとりベッドの上で飛び跳ねた
そしてたたんである浴衣を手に取った
今日友達とレンタルした浴衣♪
斉藤にお披露目できる~///
斉藤はどうだろ?
甚平とか着て来るかなぁ~///
…それはないか
多分、また半袖半パンとか、あるいはスーツそのままとかかな…
まあなんでもいいけど///
ゆうひはその日は早く寝た
