
刑事とJK
第23章 ごめん
―――――――――――
「食欲はある?」
『あります』
「最近計った体重、覚えてる?」
『えっと…51kg…です』
「そう、じゃあ体重計に乗って」
ゆうひは一旦刑事科の方で保護され、健康診断を受けていた
「…えっと…48kg…ね」
津森は紙に記録を書いた
『48…
3kgも減っちゃいましたね…』
はははっと元気なく笑うゆうひを、津森は心配げに見た
いくら斉藤をかけたライバルだからといって、別にゆうひのこと自体は嫌いではなかったからだ
(ちなみに、ゆうひが閉じ込められていた部屋で斉藤と何があったかは、まだ誰も知らない)
「監禁されてた間は、何を食べてたの?」
『一日に三回、パンと水を毎食食べました…』
「パンってどんな?」
『ほら、よく給食で出されたような、味のついてない…コッペパン?ですかね。
それ一個でした』
根本的に量が少な過ぎる…
空腹、栄養不足、長時間の拘束からのストレス、疲労…
津森はゆうひの手を握った
「…つらかったね…」
ゆうひは、なんだか初めて津森の優しさに触れた気がした
『いいえ…あたしなんて、全然…平気ですよ?』
自分のことを心配してもらってこんな悲しそうな顔されたら、無理にでも元気に振る舞ってしまう…
「しばらく、ベッドで休んでなさい。食事も、少しずつもとに戻して行きましょ?」
ゆうひは頷いて、誘導してもらったベッドに横になった
「食欲はある?」
『あります』
「最近計った体重、覚えてる?」
『えっと…51kg…です』
「そう、じゃあ体重計に乗って」
ゆうひは一旦刑事科の方で保護され、健康診断を受けていた
「…えっと…48kg…ね」
津森は紙に記録を書いた
『48…
3kgも減っちゃいましたね…』
はははっと元気なく笑うゆうひを、津森は心配げに見た
いくら斉藤をかけたライバルだからといって、別にゆうひのこと自体は嫌いではなかったからだ
(ちなみに、ゆうひが閉じ込められていた部屋で斉藤と何があったかは、まだ誰も知らない)
「監禁されてた間は、何を食べてたの?」
『一日に三回、パンと水を毎食食べました…』
「パンってどんな?」
『ほら、よく給食で出されたような、味のついてない…コッペパン?ですかね。
それ一個でした』
根本的に量が少な過ぎる…
空腹、栄養不足、長時間の拘束からのストレス、疲労…
津森はゆうひの手を握った
「…つらかったね…」
ゆうひは、なんだか初めて津森の優しさに触れた気がした
『いいえ…あたしなんて、全然…平気ですよ?』
自分のことを心配してもらってこんな悲しそうな顔されたら、無理にでも元気に振る舞ってしまう…
「しばらく、ベッドで休んでなさい。食事も、少しずつもとに戻して行きましょ?」
ゆうひは頷いて、誘導してもらったベッドに横になった
