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刑事とJK

第25章 サプライズパーティー


ゆうひも夏休みが終わりに差し掛かっていた


『もうすぐ学校…か…』



ゆうひは扇風機の風に当たりながら、部屋でぼーっとしていた






斉藤とは、言った通り、時間のある日に公園で会った


どうでもいいことを喋るだけだったが、それでもゆうひにとっては幸せな時間だった




ゆうひは、棚に座っていたジンギスまさきを手にとった


ふふっと、笑みがこぼれる


『誰もいない時だけチューしてくれんだよねー///
マジ照れ屋さん♪』






♪~、♪~



珍しく電話がかかって来た


シゲからだ



『はーいもしもし~』


《あ、ゆうひちゃん久しぶり~、今話しても大丈夫?》



『大丈夫、基本暇だから』


ゆうひはジンギスを足に挟んだ


《実はさ~もうすぐ先輩の誕生日なんだよね》


『え、そうなの!?
いつ!?』


《知らなかった?
えっと確か…8月29日だったはず…》



聞いたことねー!!


今日は…8月27日…




もうすぐじゃん、
言えよバカー!!


まぁ、誕生日とかで張り切る性格じゃなさそうだけどね、どうせ



『そ、それで!?』


《それで、サプライズパーティーしようと思ってるんだけど、どう?》


『おもしろそう!!』


《いろいろ決めたりしたいから、結構頻繁に連絡取るかもしれないけど、その時はごめんね》

『ううん、大丈夫!!
教えてくれてありがとね!!』



《うん、じゃあ一旦バイバイ》


『バイバイ』




電話を切り、ジンギスを棚に戻した



すっごい楽しみ~!!


斉藤の驚く顔めっちゃ見たい!!

ひゃ~(笑)






ところで、あいつは本当にパーティーで驚いたりするんだろうか…?

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