
刑事とJK
第25章 サプライズパーティー
「よっしゃあ!!そんじゃ食べますか!?飲みますか!?」
吉川が張り切ってきた
「酒あんのか?」
斉藤は嬉しそうにした
『あ、ねぇこれよかったら飲んで!!』
ゆうひはプレゼント用に買ってあった酒を取り出す
「一升瓶だああ、いいなぁ斉藤…」
藤野は羨ましがった
「お前にもやるって」
「ほんとか!?
持つべきは友だな!!」
斉藤は全員分のコップに酒を注いでいった
「乾杯ー!!」
チン、とコップを鳴らす
ゆうひはオレンジジュースをもらった
みんな最初は普通にしゃべったり食べたりしていた
しかしアルコールが入るにつれ、どんどんヒートアップしていった
「嘉山ー、ケーキ丸かじりしろー!!」
と吉川。
「任せてくださーい!!」
シゲはケーキに顔を突っ込んだ
「ぶわっはっはっはー!!マジでいきやがったこいつ~!!」
「吉川さんもどうですかー!!??」
シゲは吉川にケーキを投げつける
「うおー、やったなこのヤロオォオ~!!!」
吉川も投げられたケーキを投げ返す
もちろん、部屋はもうすでにぐちゃぐちゃになっていた
そんなことはほって置いて、斉藤と藤野は酒を飲んでいた
『注ぎましょーか?』
ゆうひは瓶を持って二人の間に入った
「お、わりぃな」
斉藤はコップを差し出した
ゆうひはそこに酒を注ぐ
「ゆうひちゃん、俺ももらっていいかな?」
『はいはい♪』
藤野のコップにも注いだ
「日本酒はそれだけか?」
『うん、あとはビールと酎ハイがあるかな』
「んじゃ…後でそれ持ってきてくんねぇか?」
『了解っ』
ゆうひは日本酒が完売してしまうと、ビールと酎ハイを取りに行った
