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刑事とJK

第25章 サプライズパーティー

『ったく~…』



ゆうひは顔に付いたケーキを手で拭おうとした


すると斉藤はその手を掴んだ


と同時に、もう片方の手でゆうひの頭を自分に引き寄せ、頬に付いたケーキをペロッと舐めた



『!!!////』



「ついてたから…///」



『だからって舐めなくても…!!///』


みんないるってのに…!!///


ん?

よく見たら、斉藤の目、いつもよりもトローンって…



えっ、まさか酔ってんの!!??




「まだ、ついてる…///」



斉藤はそう言って、今度はゆうひの唇を舐めてきた



『ちょっと…///』



それを見た藤野は


「なっ…///お前ら何イチャついてんだよ!!??」



と、まともなリアクション



『ま、待ってってば!!』


ゆうひは強引に斉藤の顔を押しのけた


斉藤は素直に、でもどこか叱られた子犬みたいにシュンとなった



か、かわいい…///





と、ゆうひが油断していると、斉藤はそばに寄ってきてゆうひにもたれた



『こらっ…///』





見兼ねた藤野は

「ああもーお前ら勝手にしてくれー!!!」

と言ってシゲたちの投げ合いに参加していった




藤野さん、逃げないでくださいよ!!


こいつ、どうにかしてくださいよ!!





斉藤は大きく息を吸って吐いた





ああ、わかった…


斉藤って酔ったら甘えん坊になるんだ…







「…ゆうひ?」



『…?』



「好きっつって」



『えー、どうしよっかなぁ…斉藤が言ってよ』



「…ゆうひが言ったら、言う」







『…好きだよ?///』



「オレも好き…///」






あたしらアホか…


はたから見たら絶対ウザいだろうな




でも、



好きなもんはしょうがないもんね…///

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