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刑事とJK

第35章 VS



「どうぞ」


本郷はゆうひを刑部科室へ入れた


刑事科室よりも、少しお高そうな雰囲気だ



『どうも…』



ゆうひはソファーに腰を下ろした


「で…、君は刑部科に何か用かな?」


ギクッ


暗証番号教えてください


なんて口が裂けても言えない…


どうしようかなー…



『…何となく///』


ゆうひは少しもじもじして言った


ゆうひ流の色仕掛けである



「何となくって君ね、大人をからかっちゃダメだよ?」


本郷はゆうひの近くまで歩いてきた


ゆうひはちらっと本郷を見る


『…だって///』



「…まったく」



本郷はやれやれといった感じで、それでもさりげなくゆうひの隣に座った



かかったな、エロジジイ…!!



『…本郷…さん?』



「何で私の名前を…
あ、名札か」


本郷は自分の胸につけている名札を見た



『また、来てもいいですか?』


「今日は帰るのかい?」



『用事を思い出したんで…』



「そうかい…」



本郷はゆうひの手に触れた



『!!!』



慌てて手を引っ込める



「…また、いつでもおいで」



『ありがとうございます…』




ゆうひは部屋から出て、階段までゆっくり歩いた



階段の前まで来ると、全速力で駆け降りて行った





あんのエロオヤジ~!!



殴ってやろうかああ!!




ゆうひは斉藤たちの部屋の扉を開けた


「トイレ、長かったな」


斉藤は言った



『道に迷ってたぁ』



斉藤のこのデリカシーの無さ!!



『じゃあ今日は帰るね、バイバイ』


ゆうひは軽く手を振った



「うまかったぞ、菓子パン」



『…ありがと///』















斉藤、


それは、ワッフルって言うんだよ




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