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刑事とJK

第4章 ゆうひvision



時計を見るともうすぐ6時になろうとしていた


『…バイトの時間だ』



小犬とバイバイしようとすると、頭を擦り付けてきた


明日も会えるのに、毎日毎日この時は寂しい



首もとを撫で、背中を撫で、最後に頭をポンポンと叩き


『また明日ね』


そう言って、私はバイト先へ向かった


小犬はその大きな目を見開いて、公園からあたしが見えなくなるまでずっとずっと見送ってくれる


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