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刑事とJK

第39章 クリスマスの夜に…



ケーキを食べ終わると、斉藤は梅酒を出してきた



『あれ?ビールじゃないんだ』


「クリスマスだからな」



あんま関係ないよね…



斉藤は梅酒の蓋を開けた



しかし、ゆうひはそれを取り上げた


「あ、何すんだよ」


『今日はお酒だめ』



「はあー?
いいから返せ」



斉藤が手を伸ばすと、ゆうひは梅酒を飲みはじめた



「ああ!!
何してんだ未成年!!」



ゆうひは飲み干してしまった



『ぶはぁっ』



「犯罪だ!!
警察に突き出してやる!!」



ゆうひは空き缶をトンッと机に置いた


『だって斉藤、酔ったらすぐ寝ちゃうんだもん』



「だからってお前なぁ~」



するとゆうひの顔はみるみるうちに真っ赤になった



「お前も酔うの早ぇな…」



『あたしのどこが酔ってるっていうのらぁ///』



ゆうひはヨロヨロと立ち上がった



そして斉藤の後ろに回り込み、首に抱き着いた



『さぁいとおお~好きぃ///』



「お前なぁ…///」





ゆうひは斉藤に猫みたいに頭を擦り付ける



『にゃあん♪』



「にゃあんじゃねぇ
水飲んどけ」


斉藤は台所まで水を汲みに行った


ゆうひもトテトテと付いていく



コップに水を入れ、ゆうひに差し出した



しかしゆうひは受け取らない



「ん」


さらに前に突き出すが、ゆうひは手を出そうともしない


「飲め」



『いーやっ』



ゆうひはダイニングに逃げて行った




…こいつ…




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