
刑事とJK
第39章 クリスマスの夜に…
―――――――――――
『…頭…痛い…』
ゆうひは独り言を言いながら伸びをした
斉藤は隣でこっちを向いて眠っていた
あれ…そういえば斉藤、服着てる…
あたしも下着姿…
おやおや!!??
全っ然記憶がないぞ!!??
昨日何してたんだっけ???
『ま、いっか。
うう~寒いっ』
ゆうひは布団に潜り込んで斉藤に寄り添った
背中を斉藤に向けると
温かい息が首にかかる…
『もぅちょっと…寝よっと』
ゆうひは二度寝に入った
しかしそこで斉藤は目を覚ました
「……」
オレ、すげえ
あの状況で我慢出来た…
斉藤は自分で自分を褒めた
目の前にはゆうひの頭
いい匂い…
斉藤はゆうひの髪を撫でた
それでゆうひも、斉藤が起きていることに気がついた
顔をくるっとこっちに向け、
『おはよー』
「おはよう」
斉藤はゆうひの髪をくしゃくしゃとした
『ああ~やめてよぉ』
「昨日の罰」
『昨日何してたっけ?』
「あー何もねぇ何もねぇ」
『教えてよー』
「うるせ」
斉藤はゆうひに、頭まですっぽり布団を被せた
