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刑事とJK

第40章 明けまして




最終的に、風呂の中ではあまり何もしなかった


何かしてくれるかなー?///


と、お互いに少し期待したまま、結局風呂から上がるまで何もしなかった





ゆうひは脱衣所で服を着て、ソファーに座った


『(いろんな意味で)のぼせたー…///』



しばらくポケーっとしていると、斉藤も出てきた



タオルで頭をがしがしと拭き、置いてあった水を飲んだ



そんな日常茶飯事な行為も、斉藤がやっているとゆうひの目にはかっこよく映る




斉藤はゆうひが自分を見ていることに気付き、取って付けた様に言った


「ゆうひ、明けましておめでとー」


ゆうひは顔をほころばせた


『明けましておめでとう///』




斉藤はゆうひの前まで来て、頭にキスをした



「初詣で、行くんだろ?
今日はさっさと寝んぞ」


『はーい///』


無垢な幼稚園児のような返事をして、ゆうひは斉藤に続いて布団に入った




『腕枕っ』


「へえへえ」


斉藤は腕を伸ばした



ご機嫌でゆうひは頭を乗せ、斉藤の胸元に顔を埋めた



『いい匂い…///』



「…いっつも思うんだけどよ…、オレってそんなに匂いすんのか…?」



『うん。ニンニク並に』



「え…ニンニク臭いのか…」



『バカ違うよ、めちゃめちゃ好きな匂いがめちゃめちゃするってこと///』



「ああ、そういうことか
ガチのニンニク臭かと思ったじゃねぇか」



『ふふっ
おやすみぃ///』



「おやすみ」







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