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【リレー小説】ルイーダの酒場

第5章 なんちゃって商人 イワハシ

「…………」

冷めきった空気の中、パームは場を和ませようと、こう叫んだ。

「おぉ~はやぶさの剣よ!壊れてしまうとは何事だ!」

「お前が壊したんだろ。ていうか……お城の王様の『おお勇者よ!死んでしまうとは何事だ!』のノリで言うな」

ムトはパームにツッコミを入れた。イワハシはシシシと悪そうに笑った。

するとレミファが、無邪気に発言をした。

「あっ。でもぉ~、パームさんのことだからぁ、『実は本物の剣は、こちらに……』っていうパターンだったりしてぇ~」

パームはフッと鼻で笑った。

「お、よくわかりましたねレミファ。実はこれ……やっぱり偽物でした~🎵」

すると、四人は一斉に、

「アッハッハッハッハ~♪」

「さあ、皆さん行きましょ」とイワハシが和やかなムードのまま武器屋を出ようとする。



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