
おはな畑
第4章 終夜 〜ヨモスガラ〜
宇髄「特にないな」
五条「え?」
藤堂「うーん、俺もないかも」
五条「え?」
藤堂「処女だから特別にどうこうというのは、ない。かな?」
五条「え?? 何も、ないんですか……?」
宇髄「うん、ないな。そりゃ、いきなり突きまくるようなことはしないが」
藤堂「優しくゆっくり進めてあげるくらいだよ。でもそれって、処女であることは関係ないよね。初めて肌を合わせる相手なら、自然とそうなるからさ」
宇髄「セックスは相手を知ることからだからな。指の長さ、耳の形、手のひらの温度や息遣い。頭の先から足の先まで、その子を知って理解する。それが大事だから、初めはゆっくりと……って、そんなことは言われなくてもわかってるだろ?」
