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小さな花

第8章 Why do you kiss me?


シンくんは私の頭から足先まで、すべてを大きく包み込むように抱いた。


耳に当たる吐息が熱くて火傷しそう…


「はあ…っやばい、すぐイッちゃうかも」


ククッと笑うシンくんの表情が、暗闇でも分かる。


両足をぐいっと持ち上げられ、肉棒は深く沈み込んだ。


「あっ…ん、おっきいよぅ…っ、んあぁ、ん、っ…」



一番奥まで押し寄せたそれに、脳天まで快感が走る。


「んああっ…シンくんっ…それ…だめぇっ、あっ…!もう…っ」


激しいピストンと同時にクリトリスを刺激され、頭が真っ白になった。




「んうっ…はぁ…っ…ああ、俺ももうイキそう」


「んやぁんっ、あっ、あぁあっ…イッちゃう…っ―――」


絶頂で膣が大きく収縮し、意識が遠のきそうなほどの悦楽で体が反りあがる。



すぐにシンくんの呼吸がいっそう荒くなり、勢いよくペニスが引き抜かれた。


「はあ…っ…はあ……ッ」


何度も発射された精液は乳房に飛んで滴り、布団に落ちる直前にシンくんがティッシュで拭う。


「っぶね、間に合った」

「ふふっ」




12月なのに、室内は2人の体温と吐息で湿っている。


シンくんの胸板にはうっすらと汗さえ浮かんでいた。


「ねえ、」


「ん?」


隣に寝ころんで、私の髪を撫でながら目を閉じているシンくんを呼ぶ。


「エッチした」


「ククッ、なんだよ。したよ?悪い?」


「んもうっ!だってシンくん、私には興奮しないって言ってたのに」


「ま、子供には興奮しないのは本当」


「んむぅ…。しっかりおっきくなってたもん」


「なにが?」


「だ、だからぁ…シンくんのが!」


「ククッ。あ、そういや、俺だと気持ち良すぎちゃうって誰かさん言ってたな」


「い…言ってない!」


「言った」



じゃれあっていると、携帯が鳴る。

カズヤくんだ…。


「出ねえの?」


「うん…」


時刻はもう0時を過ぎていた。


シャワーも浴びずに、互いに裸のまま眠りについた――――


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