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嵐びーえる。

第12章 ハジメテ A×M

A「ごめん、上がるわ」


浴槽にかけられた手を引き寄せ、唇にキスをする。


見上げると、


目を真ん丸く見開いた相葉くんの顔。



A「そんなことされたら、我慢できなくなっちゃうじゃん」


M「じゃあ、続きしてよ」


A「本気で言ってる?」


M「本気じゃなきゃこんなことしない」


A「いいの?」


M「いいも何も。

俺はずっと、待ってたんだ…」


いたたまれなくなって俯くと、体が宙に浮いた。


M「は?何して…?」


A「いっぱい我慢させたぶん、今日はたっくさん愛してあげるからね、潤」


俺を見下ろして笑う彼の目はオスのそれで。


背筋がぞくっとするような妖しさがあった。

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