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嵐びーえる。

第16章 番外編③ 真実のその後で

世良side


花「心拍再開、血圧回復してます!」



花房さんが、絞り出すように告げた。

教授の心臓に電気ショックをかけていた渡海先生が刹那、ほっとしたように息をついた、


気がした。



渡「後は任せる」


そう言って高階先生の肩を叩くと、渡海先生は手術室をあとにした。



今にも消えてしまいそうな、そんな儚さが、危うさが、漂っていて、追いかけなくては、と思う。

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