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嵐びーえる。

第17章 番外編④

御村side

御「なあ」



山「ん?」



俺より少し背の低いこいつは、俺を見上げるようにして喋る。



子犬みたいな目、しやがって。






ほんと、いちいち可愛いんだよな、こいつは。



御「今日、時間ある?」







山「えっ⁉」





一言尋ねただけで、急に真っ赤になってキョドり出すんだから、世話ない。




御「俺の家来ないか?」





山「え、や、い、いけど」





御「テンパりすぎだぞ」




頭を軽く叩くと、俯いてしまった。












御「期待してんの?」





耳元で意地悪く訊くと、軽く睨んで、また俯いた。





そんな姿が可愛くて、もう一度頭を叩いた。



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