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嵐びーえる。

第17章 番外編④

御「磯貝」

磯「はっ」

御「今日は歩いて帰る。あと、俺の部屋には誰も入れるな。俺が許可を出すまでだ。いいな?」

磯「はっ」


幾つになってもスーツを着こなす、俺の執事、磯貝。




こいつにすら何も言っていないけれど、勘のいい磯貝のことだ、たぶん気づいているだろう。




それでも何も言ってこない磯貝には、感謝しかない。




車で去っていく磯貝を見つめながら、ふとそう思った。









御「行くぞ」



呼びかけると、慌ててカバンを持って立ち上がる。



そんな山田を見つめながら、出会った当初に記憶を飛ばし
た。






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