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嵐びーえる。

第24章 信じてくれる? all

Sside



S「これを書いてるファンの子の何人が、本気で信じてるんだろうね」



後ろから声をかけると、楽し気に振り返った。


O「お疲れ、翔くん」

S「久しぶり」

持っていた酒瓶をテーブルに置くと、智くんの右に腰を下ろした。


O「誰も信じてないんじゃない?」

S「だろうね」


O「でも、リアリティすごいよね。どっかから監視されてんのかと思うくらい」

S「まあ、言えてる(笑)」



若干Sっ気の出る智くんとか、
可愛いニノとか、
プライド高くて中々啼かない松潤とか。



O「特に相葉ちゃんのギャップね。普段からは絶対想像できなくらいのカッコよさなのに、それがちゃんと分かってる」


テンションが上がったのか、珍しく嬉々として話す智くんから、少し距離をとる。









A「俺が?何?」



次の瞬間、低い声が響き渡った。




満面の笑みを浮かべた相葉くんが背後に立っている。
いや、目だけはまったく笑っていない。




O「え、あ、っと、なんでも…」


しどろもどろになった智くんから離れ、後を付いてきた二人のもとに行った。


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