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嵐びーえる。

第25章 言えないキモチ N×O

Oside


N「―――」

S「―――」

何か言いあって、顔を見あって、笑いあう。




俺には理解できない領域だって分かってるよ?


翔くんは分かりやすく頭のいいエリート組で、ニノは頭の切れる天才肌。

そんな二人の高レベルな会話に、高校を三日で中退した俺がついていけるわけないってことぐらいは分かっている。



けど、けどね・・・?


何も俺の前でいちゃつかなくたっていいじゃないか。


ニノの彼氏は―俺なんだから。



いくら心の広い俺だって、彼女が別の男とばっかり話してるこの状況、拗ねるぞ。いいのか?



チラリ、ニノを見る。



翔くんに引きずられるように楽屋を出ていくニノ。



A「ばいばーい」


M「また明日」


決めた。拗ねる。



O「んじゃ」



短く告げて、楽屋を出た。





















A「なんかリーダーの負のオーラ、すごくない?」
M「ね?」


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