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惑星ミラーミラー

第2章 〜惑星トワイライトの記憶〜

(4)

少し自慰に夢中になった後、ソニアはバスルームから出て、全裸で部屋の中を散策する


もともと使われていなかった部屋らしく、シーツもタオルもビニールに包まれていたのが助かった


少し埃っぽい所もあるが、簡単に済ませられそうだ


さっきまで居たコントロールルームの舞い上がる埃と比べたら全然許容範囲だ


さっきまで着込んでいた宇宙服をまた着る気にもならず、部屋の中に衣服を探してみたが、使われてない部屋なだけあって何も用意はされていなかった


この部屋を選ぶまでにいくつか覗いた部屋には先住民が暮らしていた痕跡の部屋が有ったし、そのあたりから物色してみようか


それに腹も空いたし、まずは今日中に“衣・食・住”を解決しておこう


施設の暖気も進んだのでタオルだけを巻いて部屋を出るのだった



施設全体は氷の中の地下を掘り進められた空間に建造されており、巨大なアリの巣のような状態だ


その空間にビルがたくさん詰め込まれている


今いる社員寮は先行してエーテンがコントロールしてくれていたため、ソニアが到着したときには既に館内全体は暖められていた


多少埃っぽい部屋が有ったりもしたが、いくつかの部屋を散策していくと女性の先住民らしき部屋が見つかり、そこで使えるものを選んで持ち出させてもらう



ラフな服を選んで更に施設内を散策する、

食堂らしき場所も見つかり保存食なども見つかった


当面この場所は使えそうだ


ひと通りの事が満たされたソニアはベッドに横たわり、持ち出したタブレット端末でその他の施設、近隣の状況を確認していく


「さぁ、明日から忙しくなりそぉ……、衛星回線も確保して、衛星軌道上のエーワンと連絡をとらないと……、救助が到達するまでに例のシグナルの原因も調べておかないと……」



ソニアはそのまま眠ってしまった……





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