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惑星ミラーミラー

第2章 〜惑星トワイライトの記憶〜

(3)


数時間後


ふたりはソニアがチェックインした部屋のベッドの上で激しいセックスをする


1ヶ月ぶりの逢瀬


細身のカークからはどこからこんなにもエネルギーが出せるのか、年上のソニアには息が上がる


豊かな胸は波打ち、ぽっこりしてきた下腹部も少し遅れて揺れていく


“中年のオバサンがこんな若いオトコを捕まえて……!”


ソニアは自虐的に思う


今までの彼氏の前では出さなかったような大きな矯正をあげる


こんな関係だからこそ、大胆になれる


ソニアからすれば、本命でもないただのかわいい坊やなのだから




情事が終わり、ソニアはシーツをまとうことなく全裸で突っ伏していた


シャワールームから腰にタオルを巻き付けたカークが出てくる



「カーク、あなた帰らなくていいの?若い奥さんと赤ちゃんが待っているんでしょう?」


「今日は出張って言ってあるよ、それに本当に明日はトワイライトから離れて衛星まで行かなきゃいけないんでね」


「……悪い人ね」


「そう虐めないでよ」


「若い奥さんが居てるのかと思うと、オバサン自信がなくなるのよ」


「ソニアは綺麗だよ……、そして中身だけでなくこの身体つきも最高だ」


カークは横たわるソニアの背中側から近づき、シーツに押しつぶされた豊かな胸をまさぐる




……、現実のソニアはバスタブの中で揺れる自身の胸を眺めながらカークの指の感触を思い出す



胸の先端に指を触れる


ビクン、と軽く反応してしまう


もう片方の手はそのまま下半身にまで伸びていく



「……わたし、こんなにも淫乱だったっけ?」


誰も居ない無人の惑星


ソニアは誰に咎められるわけでも無いのに、遠慮がちに自身の肌に指をそろりと這わせていった


湯船に張ったお湯が波打つ


それが激しい音をたてて、バスルームに響く


カークに抱かれた夜を思い出しながら……



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