惑星ミラーミラー
第4章 〜商業ブロック〜
(4)
ソニアが部屋に戻り、シャワーを浴び終わった頃にエーイレブンが帰ってきた
「おかえり、おそかったね」
「おう!脚は両方ともいいカンジのパーツを見つけたんだけど、腕がなかなか良いのが無かったんだよ」
確かに以前の足は細くて頼りない印象だったが、新しい足は頑丈そうだ
「こっちもブラスターとかいくつか見つけた」
ソニアは別室のテーブルの上に積み上げられた武器の方向を指さした
「次に機竜に出会っても何とかなりそーだな、
あとこっちは適当な〈腕〉候補を持って帰ってきたから今夜は少しイジッて過ごす」
エーイレブンはカバンをひっくり返し中身を広げる
中からはメカメカしい腕候補が数本入っていた
シルバー、ブラック、レッド
色も様々だ
その中に人工皮膚をまとった人間の腕そっくりのものも混じっていてギョッ!とする
「これでいーじゃない」
ソニアはその人間風の腕を取り出す
〈あ、なんかカークの指に似てるかも……〉
数日前に自分の身体を愛してくれた若者の指づかいを思いだしてしまう
なんとなく身体がうずく…
「それ? 高性能だと思うんだけど、ブラスターとか撃ったときに表面が溶けてしまうんじゃねーかな?たぷん執事ドロイドとかに使われてたっぽいよなー!」
「……まぁ、戦闘向けではないわね」
ソニアは名残惜しそうに手離した
「この街から衛星通信できそう?」
「どうかな?ここは鉱山の住民向けのブロックなわけだろ?宇宙エアポートへの連絡はされていたと思うけど、どちらにせよエアポートまで出向いて電源入れに行かないといけないんじゃね?」
「やっぱ、また移動か……」
「オレは向こうの部屋で腕の調整をしてるぜ」
ソニアはベッドに横たわり、タブレット端末を使っていたがまた寝落ちしてしまっていた……
ソニアが部屋に戻り、シャワーを浴び終わった頃にエーイレブンが帰ってきた
「おかえり、おそかったね」
「おう!脚は両方ともいいカンジのパーツを見つけたんだけど、腕がなかなか良いのが無かったんだよ」
確かに以前の足は細くて頼りない印象だったが、新しい足は頑丈そうだ
「こっちもブラスターとかいくつか見つけた」
ソニアは別室のテーブルの上に積み上げられた武器の方向を指さした
「次に機竜に出会っても何とかなりそーだな、
あとこっちは適当な〈腕〉候補を持って帰ってきたから今夜は少しイジッて過ごす」
エーイレブンはカバンをひっくり返し中身を広げる
中からはメカメカしい腕候補が数本入っていた
シルバー、ブラック、レッド
色も様々だ
その中に人工皮膚をまとった人間の腕そっくりのものも混じっていてギョッ!とする
「これでいーじゃない」
ソニアはその人間風の腕を取り出す
〈あ、なんかカークの指に似てるかも……〉
数日前に自分の身体を愛してくれた若者の指づかいを思いだしてしまう
なんとなく身体がうずく…
「それ? 高性能だと思うんだけど、ブラスターとか撃ったときに表面が溶けてしまうんじゃねーかな?たぷん執事ドロイドとかに使われてたっぽいよなー!」
「……まぁ、戦闘向けではないわね」
ソニアは名残惜しそうに手離した
「この街から衛星通信できそう?」
「どうかな?ここは鉱山の住民向けのブロックなわけだろ?宇宙エアポートへの連絡はされていたと思うけど、どちらにせよエアポートまで出向いて電源入れに行かないといけないんじゃね?」
「やっぱ、また移動か……」
「オレは向こうの部屋で腕の調整をしてるぜ」
ソニアはベッドに横たわり、タブレット端末を使っていたがまた寝落ちしてしまっていた……