惑星ミラーミラー
第6章 〜謎の生存者〜
(1)
「あいててて……」
ソニアがベッドの上で目が覚めたとき、後頭部の痛みが襲ってきた
指を頭にまわしてみると、ショートカットの髪の毛のまわりをぐるぐる包帯が巻いてある
「……誰が?」
あたりを見回してみるととても狭い場所だ
今までの職員寮やステーションホテルの部屋とまったく違う
部屋というより、隙間に作られた簡易ベッドだ
「……このカンジ……まさか宇宙船?」
そう、無機質で無骨な鉄の構造物
ベッドだけのまるでカプセルのような狭さ
もしかして自分は誰かに救助されたのか?
もう惑星ミラーミラーから離れてしまった?
でも救難信号すら出せていないのに誰が救助に来る?
エーイレブンは?
立ち上がろうとするが、頭の傷があまりにもズキズキする
“やば! 動かないほうがいいな~”
ソニアは立ち上がるのを諦めて、再び横になった
時間の経過もわからないし、状況もわからない
オートロボットに何かされた?
いや、思い出してみると立ち上がるとき自分で建物の鉄の柱にぶつけたんだ、情けない…
あのオートロボットが運んでくれたのだろうか?
いや、システム以外に動けることはないだろう
てことはセキュリティが発せられて、別のロボットが運んでくれたのかな……
包帯は看護ロボットだろう
「ふぅ、今は考えてもわかんないな……」
監視されたり、隔離されているのかもしれないが、身体を拘束されているわけでもないし、何なら治療もしてくれている
敵視されていないのならまだマシか
ソニアは横になったまま、考えるのをやめて
いつしか眠ってしまった……
「あいててて……」
ソニアがベッドの上で目が覚めたとき、後頭部の痛みが襲ってきた
指を頭にまわしてみると、ショートカットの髪の毛のまわりをぐるぐる包帯が巻いてある
「……誰が?」
あたりを見回してみるととても狭い場所だ
今までの職員寮やステーションホテルの部屋とまったく違う
部屋というより、隙間に作られた簡易ベッドだ
「……このカンジ……まさか宇宙船?」
そう、無機質で無骨な鉄の構造物
ベッドだけのまるでカプセルのような狭さ
もしかして自分は誰かに救助されたのか?
もう惑星ミラーミラーから離れてしまった?
でも救難信号すら出せていないのに誰が救助に来る?
エーイレブンは?
立ち上がろうとするが、頭の傷があまりにもズキズキする
“やば! 動かないほうがいいな~”
ソニアは立ち上がるのを諦めて、再び横になった
時間の経過もわからないし、状況もわからない
オートロボットに何かされた?
いや、思い出してみると立ち上がるとき自分で建物の鉄の柱にぶつけたんだ、情けない…
あのオートロボットが運んでくれたのだろうか?
いや、システム以外に動けることはないだろう
てことはセキュリティが発せられて、別のロボットが運んでくれたのかな……
包帯は看護ロボットだろう
「ふぅ、今は考えてもわかんないな……」
監視されたり、隔離されているのかもしれないが、身体を拘束されているわけでもないし、何なら治療もしてくれている
敵視されていないのならまだマシか
ソニアは横になったまま、考えるのをやめて
いつしか眠ってしまった……