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惑星ミラーミラー

第8章 〜魅惑の少年〜

(1)

ソニアとフレッドは寝所にしている宇宙船に戻った


入る前に宇宙船の横の機械に入る

どうやら放射線の洗浄装置らしい

エアーで吹き飛ばしたあと、ブラシが自動的に降りてくる

シャワー、ブラシ、エアーといった流れで自動車のセルフ洗車機のように宇宙服の表面を洗浄していく



氷の惑星ならではの贅沢な使い方だ


ふたりは宇宙船の中に戻る


ソニアは聞きたいことが山ほどあったが宇宙服の密閉から解放されたばかりだし、全身は汗まみれなのでシャワーを使おうと提案した


〈……子供なら一緒でもいいかな?〉


とふたりして服を脱いでいく


そのときソニアはハッ!とする


正面にたたずむ全裸の少年


つい彼の下半身のほうへ目が言ってしまったのだが、そのまま凝視してしまう


だらりと垂れ下がった彼の下半身には見た目にそぐわない大きさだ


〈……え?〉


声こそ出さなかったものの、視線が外せない


〈なんで……? まだ子どもなのに?

 それになに、あの大きさ!

 まだ下を向いてるけど、それでもあの大きさ?〉



少年の幼い華奢な身体つきとは似合わず、彼の下半身にはオトナのような……、いやオトナの平均よりはるかに大きなものをぶら下げていた


ソニアもそれなりの人数の男たちと身体を重ねてきたが、そんな相手たちより立派だ


較べられないほど


〈……あれ以上もっと大きくなるってこと?〉


ソニアは凝視してはいけないと思うが、あまりの驚きに視線を外すことが出来ない


目の前の少年も見られていることは当然わかっているだろうが、彼も隠すことなく自然とソニアの前に立ちつくしていた


「……し、シャワー浴びよっか…」


ソニアはようやく口を開くことが出来た


フレッドのほうもどうやらソニアの豊かな胸を見つめていたらしい


〈思春期ってほどの年齢じゃなさそうだけど、やっぱり胸が気になるのかしら?

 それともママのことを思い出させちゃったかな?〉



ソニアの心が読めるかのようにフレッドが声をかけてきた


「ソニアさん、おっぱい大きいですね」


「そうね、ジャマになるくらいだわ!
 
 肩もすごい凝るのよ?そうだ、あとで少し肩をほぐしてくれない?

 それに、ママを思い出させちゃった?」

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