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機動戦士ガンダム🎄☃戦場のメリークリスマス🎄☃

第2章 シベリア戦線

地球連邦シベリア基地には重要機密平気の開発工場があり、スパイからこの情報を得たジオンは何としても墜としておこうと攻撃をしかけてきていた。

「敵は十数機のモビルスーツ部隊だ。気を抜くなよ」今日も攻撃をしかけてきたジオンを連邦が迎え撃つ。

ロビン・ブライアン大尉のGMスナイパーカスタムを戦闘にカラテ・キノー少尉のノーマルGM、トーマス・ワイルドマン少尉のGMキャノン、レオン・コルセット少尉のノーマルGMが続く。
ベテランのブライアン大尉の他は、カラテとトーマスはパイロット研修を終えたばかり、レオンもパイロット歴1年足らずという状況だ。
重要な拠点の防衛部隊にしては心もとないが、満足なメンバーも揃えられない程に人手不足なのである。

やがて敵が目視できる距離まで近づいてくる。ザク、ザクキャノン、ゲルググ、ゲルググキャノンから成る混成部隊だ。
 
ちなみに極寒のシベリアでは当然に雪上戦になるのでジオンも連邦もモビルスーツは雪上戦仕様にカスタムされている。

ブライアン大尉の鮮やかな射撃、トーマスの後方支援、カラテとレオンの白兵戦という見事なフォーメーションで敵を撃破していく。
カラテたちも新米とはいえモビルスーツの性能を十分に引き出している。

半数以上のモビルスーツを撃破されて形勢不利と判断したジオンは撤退を始める。
隊長機らしい角付のザクがクラッカーという小型の拡散型爆弾でGMの動きを封じて、その隙にモビルスーツは撤退する。

「逃げるのか、待ちやがれ」
3機の敵を墜としたカラテは意気揚々と追撃を試みるが、
「調子に乗るな!深追いは禁物だ!」
とブライアン大尉の一喝を受けて思い留まった。

そう、戦場では深追いは禁物。その先に何が待ち受けているか分からない。

基地に戻ると看護婦のコメット・ピープルが怪我の有無を確認してくれる。コメットはカラテの幼馴染みである。

「いやっほ〜、今日も大活躍だぜ。ザクやゲルググをぶつ倒した剣さばき、我ながらかっこいい〜」

3機のモビルスーツを撃破したカラテは上機嫌にはしゃいでいる。子供の頃からロボットアニメが大好きだったカラテはモビルスーツに憧れてパイロットを志願したし、モビルスーツに乗って活躍すればロボットアニメの主人公にでもなったような気持ちなのである。

「バっカじゃないの、ちょっとぐらい手柄を立てたからって調子に乗って」

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