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機動戦士ガンダム🎄☃戦場のメリークリスマス🎄☃

第2章 シベリア戦線

とんぼ返りをしてはしゃぐカラテをコメットはジト目でバカにする。

「何だと〜。オレはな、そのうちエースパイロットになって、あのガンダムを乗りこなす男だぞ」

コメットにくってかかるカラテはブライアン大尉に軽く頭を叩かれた。

「確かにパイロットとしての腕は上がっているようだが、その調子に乗りやすい性格は何とかならないものかな」

ブライアン大尉はため息を吐いて優しく微笑んだ。

ちょっと膨れ顔をするカラテを見てコメットは盛大に笑ってバカにする。
そこへGMから降りたレオンがやってきた。

「レオン先輩、今日はおケガはないみたいですね。よかった。この前の傷はもう痛みませんか?」

いきなり態度が変わるコメット。目には星やハートが輝いている。

「ありがとう。看護婦さんの手当てが良いから、すっかり大丈夫だよ」

優しく微笑んでケガが治った腕を上下するレオンをコメットは眩しそうに見上げた。

「よう、ふたりとも大活躍だったじゃないか、カッコよかったぜ。モビルスーツはバッチリ整備してやるからな」

メカニックのミント・ラズベリーがカラテとトーマスの肩を叩いた。ミントはカラテたちよりも1歳下で男勝りだが、メカニックの腕前は超一流である。
ミントは大好きだった祖父の形見でもあるスパナを肌身離さずに持ち歩いている。

「やっぱりカッコよかっただろ」

コメットにバカにされて膨れていたことなどすっかり忘れてカラテは上機嫌でミントとスパナにサムズアップを送る👍本当に調子に乗りやすい男である。

ミントに話しかけられただけで心臓がバクバクしているトーマスは、ミントに気軽に接しているカラテを羨ましそうに見ていた。

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