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そして愛へ 「改訂版」

第1章 そして愛へ 「改訂版」

 進さんが、優しくわたしを仰向けにしました。そして、胸を撫ではじめました。胸を撫でるというよりも、乳房を撫でてくれるのです。わたしが読んだ小説などでのセックスをする場面では、乳房を揉むとなっていました。でも進さんは、揉むのではなく、乳房を優しく優しく撫でてくれるのです。わたし、揉まれるよりも、撫でてもらうほうがいいなと思いました。
 背中を撫でてもらったときとはちがって、乳房を撫でてもらうのが気持ちよくなってきました。進さんが、乳房を掌で撫でてくれながら、乳首を指で撫でてくれました。わたし、
 「あっ」
 と言って、からだがビクッとなりました。
 パジャマのうえからなのに、乳首を撫でてもらうと気持ちいいのです。左の乳房を撫でてくれながら、乳首も指で撫でてくれます。右の乳房を撫でるときも、乳首を指で優しく撫でてくれるのです。進さんは、左の乳房と乳首、右の乳房と乳首をくりかえしくりかえし撫でてくれました。
 気持ちよくなって、進さんにギュッと抱きつきました。進さんは、優しく抱きとめてくれまして、そのまましばらくわたしを抱いていてくれました。
 「パジャマを脱がしてもいいですか?」
 「はい」
 進さんが、わたしのパジャマを脱がしてくれまして、進さんもパジャマを脱ぎました。わたしは、パジャマの下はパンティだけでした。進さんが、パンティはまだ脱がないでおこうねと言いました。わたしの、恥ずかしさを思ってくれたのでしょう。進さんは、優しい。
 「かおりさん。裸で抱きあう気持ちよさを感じてください」
 「はい。でもドキドキして、気持ちいいのがわかりません」
 「そうでしょうね」
 進さんはそう言って、かなり長いあいだ裸のわたしを、優しく抱いてくれていました。そして、いろいろ話かけてくれました。わたし、なんども笑っちゃいました。もしかしてきょうは、裸で抱きあうということで終わるのかもしれないと、また思ったくらいです。

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