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そして愛へ 「改訂版」

第1章 そして愛へ 「改訂版」

 帰って手紙を読んで、びっくりしました。最初に、
 「あなたが、私のそばにいてくれましたらどんなに嬉し                    
  いだろうかと思いました。
  それで、お願いしたいと思いました」
 と書いていました。
 進さんのお願いとは、
 「卒業するまで、いっしょに暮らしてもらえないでしょ
  うか。
  月1回、セックスをしてもらえないでしょうか」
 と、いうものです。そうしたら、借りている3百万円の奨学金を支払ってくれるというのです。お礼として、5百万円をくれるというのです。そのほかに、毎月20万円を渡してくれるというのです。
 進さんといっしょに暮らすのを、愛媛の両親が心配するといけないので、いま借りている学生用のアパートはそのまま借りていたらいいというのです。学生用のアパートの家賃も、進さんが払ってくれるというのです。
 手紙には、
 「すぐには、返事ができないでしょうから、もしすこし
  でも私のお願いをきいてもいいなと思ってくれました
  ら、試しに一ヶ月いっしょに暮らしてみませんか」
 とも書いていました。
 読み終わるときには、進さんのお願いを受け入れたいと思っていました。月1回、進さんとセックスをしてもいいと思うことができれば、とってもいいお話です。進さんは感じのいい方です。優しそうです。
 わたし、進さんとセックスをしてもいいと思えるかどうか、試しの期間の一ヶ月のあいだに判断をしようと思いました。そして、9月1日から進さんの家でいっしょに暮らしはじめたのです。

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