テキストサイズ

そして愛へ 「改訂版」

第1章 そして愛へ 「改訂版」

 進さんが、優しく抱いてくれまして、
 「かおりさん。ありがとう。嬉しいよ。でもね就職して
  仕事を覚えなければならないときに、妊娠してたらつ
  らいんじゃないかな」
 「それはあるかもしれないね」
 「だったら、私たちがはじめてセックスをした、つまり
  実質的な結婚をした10月を記念して、来年の10月
  に結婚してください。
  そして、かおりさん。私の精をいつも受け取って、私
  たちの赤ちゃんを産んでください」
 「嬉しい。ほんとに嬉しい。
  わたし、泣きたくなるほど嬉しいです」
 「そんなに喜んでもらえて、私こそ嬉しいよ」
 「嬉しい。来年の10月という目標ができた」
 「それまでなら、私は元気でいると思うよ」
 「よし。じゃあ、まずは来年の10月に、進さんの精を
  もらって赤ちゃんを授けてもらうのを目標にしましょ
  う。
  そして、それからも進さんがずっと元気でいるよう
  に、健康計画をはじめましょう」
 「えっ」
 次の日から、進さんは、わたしと健康について勉強しまして実行してくれました。献立の改善、スポーツジムに登録して週3日の運動、毎朝の一時間のウォーキングというメニューを、進さんはきちんと実行してくれます。
 進さんは、わたしをいつまでも愛したいので、ずっと元気でいられるようにと言って頑張ってくれるのです。わたしに、赤ちゃんを授けるのが楽しみだと言ってくれます。わたしといっしょに、赤ちゃんを育てることができればいいなと言ってくれます。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ