妄りな昼下がり(仮)
第3章 達也 時々 成
都会では今日桜の開花宣言が出た。可愛いく咲いたピンクの花弁は多くの人達を魅了するだろう、朝のニュースがお天気お姉さんに切り替わる。今日は日本は一日中雨らしい、肌寒い気候が雪の自律神経を狂わせる。もう四季でいうと春だというのに、雪はキッチンの石油ストーブをつける。
マグカップにカップスープの素を入れ湯に溶かし、6枚切りの食パンをトースターに入れたら、成が起きてくる、今日は金曜日。達也と二回目のデートの×日。
「おはよ」
第一声は二人共同じ。
「ごめん、雪、俺朝ご飯いらない」
成はいつもの困り眉のポーズで言う。
「どしたん?具合悪いの?」
「腹痛くて」
「そうなんだ、大丈夫?お薬飲んだらええと思うけど、ご飯食べれんのやったら飲めんやん」
「薬に頼るん、あんま良くないかも・・やから自力で治すわ」
成はそう言い作業着に着替え、出ていった。
マグカップにカップスープの素を入れ湯に溶かし、6枚切りの食パンをトースターに入れたら、成が起きてくる、今日は金曜日。達也と二回目のデートの×日。
「おはよ」
第一声は二人共同じ。
「ごめん、雪、俺朝ご飯いらない」
成はいつもの困り眉のポーズで言う。
「どしたん?具合悪いの?」
「腹痛くて」
「そうなんだ、大丈夫?お薬飲んだらええと思うけど、ご飯食べれんのやったら飲めんやん」
「薬に頼るん、あんま良くないかも・・やから自力で治すわ」
成はそう言い作業着に着替え、出ていった。