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妄りな昼下がり(仮)

第3章 達也 時々 成

ほんの何秒か唇が触れて、達也は両腕を元ある位置へ戻した。

「ごめん、遊びじゃないから、エッチ目的と思わないで。今日はご飯食べて解散しよう。この近くに美味いカレー屋があるんだけど・・案内するけん行こう」

そう言われても雪はスイッチが入ってしまって収まらない、達也の袖を引っ張って引き寄せキスをする、自ら熱くなった舌を達也の口内に捻じ込んで、達也の綺麗な歯茎の裏を舐める。達也は面食らって、雪を突き放す。

「雪ちゃん、どうしたん?ごめんちょっとビックリした、雪ちゃん清楚な感じだからさ・・思ってた感じと違う・・」

雪は喋ってる達也に向かってもう一度キスをして口を塞いだ。
達也もさすがに雪に恥をかかすまいと応えてくれた、二人の舌が絡み合う音が車内に響いている。口と口が触れ合う音は不規則でとても淫猥だ。
雪は既に湿っているのが自分で分かった。達也がキスを止めて言う。

「ここじゃ見られるから移動しようか」

そう言い車を発進させると、雨足はより激しくなった。

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