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妄りな昼下がり(仮)

第2章 雪 30

待ち合わせは13時、体が疼いてすぐさまSEXをしたかったが幾ら浮気とはいえ乱暴に扱われるのは好ましく無いので貴方に恋心があると伝えた上で入念に連絡を取り合った。浮気相手に遊びと悟られたくないので苦手なマドレーヌを買い手土産を左手に持つ。何故マドレーヌにしたのだろう、一緒に食べれるものならチョコレートの方が良かったのだ、今日会う浮気相手の勝手なイメージでマドレーヌにしてしまった。
焼き菓子の様に甘くて喉が乾いて、SEXの後に飲み物がいりそうな男だなぁと連絡をしていて思った。F駅で待ち合わせをした後にカフェに行く約束をしている、盛り上がったら早々にホテルにしけこみたい。浮気相手の名前は達也と言った。マッチングアプリで知り合ったのだ。写真の交換もした。好感は悪くない。

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