🌹密会🌹
第11章 🌹March🌹(終章)-2
「ッ...アァ、あぁ、ん、ヤァ、アァ」
彼のペニスが我が物顔で美月の膣内へと侵入する。飢餓にも似た衝動とも言える美月の性的欲求が満たされていくと共に、彼女の啜り泣きは甘い嬌声へと変わっていった。
カリ高な彼の固いペニスは膣内を擦り上げて掻き出すような刺激を美月に与える。
「ンッ!アッ゛、ダメェ、ア゛、イ゛ック」
彼の太い亀頭部分が、ザラザラとした彼女の性感帯を刺激する。その強烈な快感に美月は彼のペニスをギュッと締め付けた。
ゆっくりとした挿入のストロークが、段々早まり高速ピストンへ。そして最後は子宮口にまで届きそうな程の正常位で奥を突かれ、中に精子を放たれる。
彼は汗を垂らし荒い息を吐きながら、無心になって繰り返した。罵倒も無理難題を要求する事もなかった。
強すぎる快感で前後不覚になった美月は、一心不乱に腰を振る。既に下半身の感覚は無くなっていた。
「美月」
未だ目を瞑ったままの彼女の耳元で彼は囁いた。
何も聞き入れたくなくて両耳を塞いでしまいたかったが、それすらも億劫だと思う程、美月の身体は疲弊していた。
ああ、そう言えば
私、壊してって言ったんだった。
本当にグチャグチャにされちゃうのかな。
脳が酸欠になってきて朦朧とした意識の中、美月は何処か他人事のようにそう思っていた。