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🌹密会🌹

第3章 🌹June🌹


「はぁ〜〜〜。今日もカッコ良いよね。」

「....日比谷教頭?」

「そうなのよ。超素敵...って、何ニヤニヤしてんのよ。」

「いや...本当に好きなんだなって。」

実際のところ、一方的に三原先生が得意げに日比谷教頭について語るだけなのだが、彼女曰く、それがガールズトークらしい(笑)
本日を含めて6回目となるガールズトークに思わずクスッと笑みが溢れる。

簡単に6回分のガールズトークを要約すると、1度自分の受け持ったクラスが不登校児や不良生徒が多く、ただでさえ生徒指導で神経をすり減らしていたのに、校長から「不登校児を何とかしろ」と圧力をかけられ、精神的に参っていた所、相談した日々谷教頭が鶴の一声で校長を黙らせた上に、適切な助言を頂けた事が一番のきっかけで、それから日比谷教頭にゾッコンになったらしい。

それから、女性教師へセクハラ紛いな事をする校長を大人しくしたのも教頭だと言う。
日比谷教頭の前任の方は、典型的なイエスマンだったらしく、校長へのゴマすりばかりして、こちらのセクハラ被害は見て見ぬふりをしていたそうだ。

三原先生も校長の被害に遭った一人で、一人悶々と耐えていたらしいが、その前任の方が体調を崩して辞め、日比谷教頭が来てからいつの間にか、そう言った事はめっきり無くなったとの事。


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