ファンタジスタガール&ボーイ♪
第3章 薔薇の迷路の中で…
そう言って窓から顔を引っ込めたかと思ったらなんと窓から飛び降りたのだ!
パフィは気になって聞いてみた。
パフィ「あ…あの、あんな事して大丈夫なんですか?」
レイ「ああ、あいつなら大丈夫だよ」
その言葉にソディが反応する。
ソディ「はぁ!? 嘘だろ!普通は人間はあんなところから飛び降りたら死ぬはずだ!」
その言葉にマリィがあっちゃ~と言う顔になる。
マリィ「ソディ!馬鹿!」
するとレイがクスッと笑う。
レイ「まるで人間じゃないみたいな言い方だな(笑)」
その時少年がタイミングよく走って来た。
そして、その走って来た少年を見て3人は、呆気に取られた。
何故ならその少年も天使のような美少年だったからだ。
輝く月のような銀髪を翻しながら走って来る少年は、輝く金髪のレイと並べるとさながら『太陽と月』、『金の天使と銀の天使』である。
3人共その2人の姿にただただ呆気に取られていた。
その内に話しは、進む。
?「レイ、庭に居た方は、この方達ですか?」
呆気に取られているパフィ達を見て言う。
レイ「そうなんだ、ただ人じゃないっぽいぞ」
平然と言うレイに少年は少し呆れながらも聞く。
?「では、ルシィの同族でしょうか?」
レイ「さあ?まだ詳しくは聞いてないからな」
呆気に取られている自分達を無視して進められる話しの中に1つ引っかかった。
パフィ「ルシィを知ってるの?」
?「やはり同族なのですか?」
パフィ「え…あの」
?「失礼しました。名前を言うのを忘れていました私シェル・リフェルと申します」
呆れるほどの丁寧さである。
パフィ「ど…どうも、御丁寧に。パフィ・ムーンです」
ソディ「ソディ・ムーンだ」
マリィ「マリィ・ムーンです」
レイ「それじゃあ、話しに戻るぞ、なんで人間界に居るんだ?普通ブァンデスデルカに居るはずだろ?」
パフィ「それが… 」
3人は、これまでの経緯を話した。
レイ「天上界に穴なんかあいてるんだ」
3人「うん!」
レイ「息ぴったりだな」
レイが笑いながら言うのでちょっとむくれる。
すると、シェルが聞く。
シェル「では、こちらから向こう側に行けるのでしょうか?」
ソディ「難しいと思う、穴は天上界からだと見えるけど、人間界からだとどこに現れて何時消えるかわからないんだ」