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ファンタジスタガール&ボーイ♪

第4章 2人の喧嘩はズレている?


レイ「着いたぞ」

薔薇の庭を抜けて着いたのは…とても大きな家。


ソディ「家…でかくない?」

しかし、レイは、これが普通じゃないと思ってないらしい。

レイ「そうか?」

その言葉にシェルが呆れながら言う。


シェル「レイ、あなたはもう少し常識を身につけたほうがよろしいかと」


その言葉にレイがぶーたれる。

レイ「おまえには、言われたく無いぞ」

しかし3人にはシェルは、常識人にしか見えないので聞いてみた。



パフィ「レイ、シェルは常識人にしか見えないけど常識人じゃないの?」

レイ「ああ、シェルも常識人じゃない」

シェルが怒りながらいう


シェル「なっ!私は常識人ですよ!」

レイが反論する。

レイ「嘘つけ!今13才で実年齢19才の元暗殺者なんてりっぱな非常識人じゃないか!」



シェルも反論する。


シェル「それがなんですか!あなただって実年齢19才じゃないですか!それに、戦女神で魔法使いだってりっぱな非常識人ですよ!」

2人の喧嘩はまだ収まらない。



レイ「それがどうした!おまえだって男のくせに女装して城に刺客として入ってきたじゃないか!」


シェル「あなただって今は、男なのにあっちでは女で王妃だったじゃないですか!」




その会話を聞きながら3人は、思った。

何かがズレている。
この2人の喧嘩は、何かがズレているのだ。





そして3人は気ずいた、そう普通の人だったら、(普通の人はこんな会話しないが)『非常識人じゃない』と否定するのにこの2人は、『自分も非常識だがおまえも同じぐらい非常識』なのだ。
と言うか2人共『それがなんだ!』と開き直ってしまっている。




マリィがのんびりと言う。

マリィ「どっちもどっちよね~」

パフィとソディがうなずく

パフィ「そうだね~」

ソディ「そうだな」

まだ喧嘩している2人に言う。

ソディ「そろそろ家に入んない?」

レイ「そうだな、そろそろ入るか」

切り替えの速さに驚き桃の木山椒の木!

古っ!


『ガチャ、キィィ』

パフィ、ソディ、マリィ「お邪魔しまーす」


そうして、5人は家に入っていった。


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