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ほしとたいようの診察室

第5章 プリンを作ろう



反対側では吹田先生が腕組みしながら、わたしの言葉を待っている。



「なんでって……」




思い当たることはそこそこある。

「今日……暑くて、水分全然とれてなくて、それで」

“熱中症”って、陽太先生が言ってたことを思い出して、しどろもどろに懺悔する。しかし、




「それ以外」



「え」





素早く、吹田先生がわたしの言葉を遮った。







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