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ほしとたいようの診察室

第5章 プリンを作ろう




「いいって言ったのにぃ……」


ごしごしと病衣の袖で涙を拭う。

もしも本当に陽太先生がここへ来るなら……顔くらいは洗っておきたい。




「陽太先生もいまから夕飯だって。まあ一緒に食べなよ。じゃ、僕はおいとまするね〜」



大海先生はひらひらと手を振って、ゆっくりと病室を出て行った。




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