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ほしとたいようの診察室

第7章 回想、主治医の苦悩


そんな、退院前日の夜。


もう抱っこをせがむことも少なくなって、挙動も落ちついてきたこの頃。それが少し寂しくもある。


今夜で一旦、のんちゃんと過ごす夜は終わる。




……切なさもあるが、のんちゃんは、ここにいない方が良いのである。



もっと外の世界を歩き回って、走り回って……その小さな足でもっと広い外の世界へ飛び出すことを、俺は願ってやまない。




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