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ほしとたいようの診察室

第9章 ひとときの外出






「……!! ないです!なにも!!」


心の奥底を言い当てられて慌てて首を振ると、右手が動いた。


「こら。動かない」


ピシャリと言われて、これ以上動くことも喋ることもできない。やけになって話せば墓穴を掘ることになりそうで、怖かった。


「まあいいや、陽太先生に後できこーっと」


処置が終了すると同時に、吹田先生は楽しそうにそう言った。


あー、ごめんなさい、陽太先生。
悪魔がそちらへ向かいます……。



心の中で、こっそり陽太先生に詫びるのだった。





……


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