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ほしとたいようの診察室

第10章 陽はまた昇る




陽太先生は、静かにわたしを見ていた。


そして、そっとわたしの拳を包む。

いつもより、少し冷たい手をしていた。

けれども、いつものあの大きな手だ。ごつごつとした優しい感触が、なんだか懐かしい。




陽太先生の呼吸が、ゆっくりと確かなものになっていく。

一瞬だけ止まっていた時間が、ゆっくりゆっくり動き出したようだった。


息を吐き出すように、陽太先生は声にする。





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