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城田くんには友達が必要

第2章 2



しかしどうしたものか。

自分ならともかく、他人に友達をつくるというのは容易いことではない。

本人にその気がないのだからなおさらだ。

うーんうーん、と頭を悩ませる私の元へ彼がやってきた。



「やっぱり先輩だった」

嬉しそうに駆け寄ってきた城田くんのおしりにあるはずのない尻尾が見える。

「何してるんすか」

こてんと首を傾げる姿は愛らしさしかないのに。


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