シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一
276 気になる事
気になる事…
それは、きよっぺからのワン切りの着信であった…
その着信は帰路に向かう特急電車の切符を駅で買っていた頃に着信していたのだが、気付いたのは乗車してからであった。
その着信に気付いた時は、またこの乗車中に再び着信があるかもしれないかも…
と、一瞬だがドキッとしたのであるが、電車内での、いや、電車内でも、楽しそうに、そして明るく今回の日光観光について話してくる律子との会話で、そんな不安な想いはそっと心の隅に追いやる事ができたのだ。
それに、以前のワン切り着信の時も、その直後には再着信がなかった…
と、思い直せたのであった。
そして実は、今朝、きよっぺからのこんなカタチでの着信があるのではないのか…
と、いう事は、ある程度想定していたのである。
なぜなら、昨夜の内にはきよっぺから着信があるのではないかと、思っていた、だが、今朝チェックした時には履歴は無かった…
と、いうことは、きよっぺは私が今日の15日中には東京に帰るという事は知っているのだ。
だから、遅くとも今日の午後の辺り迄には連絡があるだろう、それも、おそらく、ワン切りで…
そう想定していたのである。
そして…
ゆかりからも…
だが、まだ、未だにゆかりからの着信や、メールは無かった。
しかし、まずはきよっぺからだ…
おそらくゆかりは、昨夜の私のメールでの『了解』というひと言のみの返信から、私の落胆の思いを想像し、私への返信、連絡をしあぐねているのだろう…
そう私は思っていたのだ。
それになにより私はゆかりを信じているから、何も心配も、不安な想いも無い…
無いはず…なのである。
そしてとりあえず、まずは母親の病院にタクシーで向かった。
気になる事…
それは、きよっぺからのワン切りの着信であった…
その着信は帰路に向かう特急電車の切符を駅で買っていた頃に着信していたのだが、気付いたのは乗車してからであった。
その着信に気付いた時は、またこの乗車中に再び着信があるかもしれないかも…
と、一瞬だがドキッとしたのであるが、電車内での、いや、電車内でも、楽しそうに、そして明るく今回の日光観光について話してくる律子との会話で、そんな不安な想いはそっと心の隅に追いやる事ができたのだ。
それに、以前のワン切り着信の時も、その直後には再着信がなかった…
と、思い直せたのであった。
そして実は、今朝、きよっぺからのこんなカタチでの着信があるのではないのか…
と、いう事は、ある程度想定していたのである。
なぜなら、昨夜の内にはきよっぺから着信があるのではないかと、思っていた、だが、今朝チェックした時には履歴は無かった…
と、いうことは、きよっぺは私が今日の15日中には東京に帰るという事は知っているのだ。
だから、遅くとも今日の午後の辺り迄には連絡があるだろう、それも、おそらく、ワン切りで…
そう想定していたのである。
そして…
ゆかりからも…
だが、まだ、未だにゆかりからの着信や、メールは無かった。
しかし、まずはきよっぺからだ…
おそらくゆかりは、昨夜の私のメールでの『了解』というひと言のみの返信から、私の落胆の思いを想像し、私への返信、連絡をしあぐねているのだろう…
そう私は思っていたのだ。
それになにより私はゆかりを信じているから、何も心配も、不安な想いも無い…
無いはず…なのである。
そしてとりあえず、まずは母親の病院にタクシーで向かった。