シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一
278 予感…
ピンポーン、ピンポーン…
『…………………』
再度インターホンを押したのだが、無反応で留守のようであった。
居ないのか…
このきよっぺの留守に、私は正直ホッとしていたのだ。
だが、このきよっぺの留守に解せない想いも湧いてきていた。
ワン切り、ワンコールの着信…
今日で東京に帰るという私の最終日…
そしてこの留守…
時間は間もなく午後5時…
どう考えても、この時間帯に帰ると予想できるはずなのである。
だが…
それなのに留守…
これはきよっぺからの、何かのメッセージなのだろうか?…
あの夜、12日の夜の帰り際、確かに…
『明日は…、明日も逢えるの?…』
と、目で間違いなく問い掛けてきた。
直接の会話はあの夜以来無い…
だが、あのきよっぺの目の意味は間違いようは無いはずなのである。
だが、このきよっぺの留守のことはいくら考えても、本人に直接訊かなくては分かりようもないのだ…
もしかしたら急用が出来たのかもしれない…
まだお盆の親戚絡みなのかもしれない…
それか…
拒否なのかも…
でもこれらの不惑な想いと疑問は今夜か、それとも明日か…
おそらく拒否でなければ、また、再び、きよっぺから連絡がある筈なのだ…
私は、そう考える事にしたのである。
よし、とりあえず東京に帰ろう…
そして私は新幹線に乗車をし、流れる車窓を眺めながらこのお盆の帰省についてを回想していく。
本当にこの僅か約五日間で色々な事があった…
そしてそれは、まるで女難のようであったのだ…
だが、それらの殆どは、約20数年前から私自身がタネを蒔いていた様な出来事ともいえたのである…
きよっぺ…
ノン…
この二人の元彼女という存在…
そして律子への新たな想いと昂ぶり…
更に意識を高めてしまったゆかりへの想い…
やはり女難といえるのか…
それは、なんとなくだが…
この先に分かるかもしれない…
そんな予感がしていたのである。
第13章 絡まるストッキング7
本部長 大原浩一
完
ピンポーン、ピンポーン…
『…………………』
再度インターホンを押したのだが、無反応で留守のようであった。
居ないのか…
このきよっぺの留守に、私は正直ホッとしていたのだ。
だが、このきよっぺの留守に解せない想いも湧いてきていた。
ワン切り、ワンコールの着信…
今日で東京に帰るという私の最終日…
そしてこの留守…
時間は間もなく午後5時…
どう考えても、この時間帯に帰ると予想できるはずなのである。
だが…
それなのに留守…
これはきよっぺからの、何かのメッセージなのだろうか?…
あの夜、12日の夜の帰り際、確かに…
『明日は…、明日も逢えるの?…』
と、目で間違いなく問い掛けてきた。
直接の会話はあの夜以来無い…
だが、あのきよっぺの目の意味は間違いようは無いはずなのである。
だが、このきよっぺの留守のことはいくら考えても、本人に直接訊かなくては分かりようもないのだ…
もしかしたら急用が出来たのかもしれない…
まだお盆の親戚絡みなのかもしれない…
それか…
拒否なのかも…
でもこれらの不惑な想いと疑問は今夜か、それとも明日か…
おそらく拒否でなければ、また、再び、きよっぺから連絡がある筈なのだ…
私は、そう考える事にしたのである。
よし、とりあえず東京に帰ろう…
そして私は新幹線に乗車をし、流れる車窓を眺めながらこのお盆の帰省についてを回想していく。
本当にこの僅か約五日間で色々な事があった…
そしてそれは、まるで女難のようであったのだ…
だが、それらの殆どは、約20数年前から私自身がタネを蒔いていた様な出来事ともいえたのである…
きよっぺ…
ノン…
この二人の元彼女という存在…
そして律子への新たな想いと昂ぶり…
更に意識を高めてしまったゆかりへの想い…
やはり女難といえるのか…
それは、なんとなくだが…
この先に分かるかもしれない…
そんな予感がしていたのである。
第13章 絡まるストッキング7
本部長 大原浩一
完