シャイニーストッキング
第2章 絡まるストッキング1
115 大原浩一本部長 ③
「ああ、それは心配するな、さあ…」
そう言いながら上野くんの足裏マッサージを始めていくのだ。
だが、上野くんのストッキング脚の爪先には、私は全く、何の昂ぶりも感じてこないのである。
彼女の爪先には何の昂ぶりや興奮は湧いてこないのだ。
そしてそれは私を見ていたゆかりにも伝わったようなのだ。
上野さんには反応しないのね…
ゆかりの目が、少し嬉しそうにそう云ってきているようであった。
そうなのだ、やはり、興味や、性的な意味で意識していない相手には、ノーマルな人と同じように昂ぶりや興奮はしないのである。
ただの足裏マッサージなのだ。
ふと、そんな上野くんの足裏マッサージをしている私に対しての美冴の視線を一瞬だが感じたのだ、だが、ゆかりがいるからそれには反応をする事はできないのである。
ダメだな、やはり全然尖れ切れてはいない…
尖るどころか、一瞬でも嫉妬心を持ってしまった位なのだ。
情けないな…
それにこの目の前にいる愛しいゆかりの存在を、意識し過ぎてしまっている位なのである。
まだまだダメだ、もっともっと腹を括っていかなければ…
私は、上野くんの足裏マッサージをしながらそう考えていたのだ。
蒼井美冴と武石健太か…
二人の間には何かが起きたのか。
私は今自らこの足裏マッサージをして、フェチの本質の一部を知ったのである。
そして二人がお互いに脚フェチ、ストッキングフェチ、ストッキングラブという性的な嗜好と思考があるのならば、二人の間に何かが起きないはずがない、という事がよく実感できたのだ。
だから二人の間には何かが起きたのだ、いや、起きている筈である…
そして更に武石健太は、ゆかりの大学時代からの直の後輩らしい。
これから先、絶対に何か絡んでくるような気がするな…
私、大原浩一
佐々木ゆかり新部長
直の後輩である武石健太
元に戻ったのだがまだ不安定な蒼井美冴…
私を含めたこの四人で何か絡んでいく予感がザワザワとしてくるのだ。
それに、なんとなくなのだが、小さな騒めきを感じてきていたのである。
まだ小さいのではあるのだが…
第7章 絡まるストッキング 1
完
「ああ、それは心配するな、さあ…」
そう言いながら上野くんの足裏マッサージを始めていくのだ。
だが、上野くんのストッキング脚の爪先には、私は全く、何の昂ぶりも感じてこないのである。
彼女の爪先には何の昂ぶりや興奮は湧いてこないのだ。
そしてそれは私を見ていたゆかりにも伝わったようなのだ。
上野さんには反応しないのね…
ゆかりの目が、少し嬉しそうにそう云ってきているようであった。
そうなのだ、やはり、興味や、性的な意味で意識していない相手には、ノーマルな人と同じように昂ぶりや興奮はしないのである。
ただの足裏マッサージなのだ。
ふと、そんな上野くんの足裏マッサージをしている私に対しての美冴の視線を一瞬だが感じたのだ、だが、ゆかりがいるからそれには反応をする事はできないのである。
ダメだな、やはり全然尖れ切れてはいない…
尖るどころか、一瞬でも嫉妬心を持ってしまった位なのだ。
情けないな…
それにこの目の前にいる愛しいゆかりの存在を、意識し過ぎてしまっている位なのである。
まだまだダメだ、もっともっと腹を括っていかなければ…
私は、上野くんの足裏マッサージをしながらそう考えていたのだ。
蒼井美冴と武石健太か…
二人の間には何かが起きたのか。
私は今自らこの足裏マッサージをして、フェチの本質の一部を知ったのである。
そして二人がお互いに脚フェチ、ストッキングフェチ、ストッキングラブという性的な嗜好と思考があるのならば、二人の間に何かが起きないはずがない、という事がよく実感できたのだ。
だから二人の間には何かが起きたのだ、いや、起きている筈である…
そして更に武石健太は、ゆかりの大学時代からの直の後輩らしい。
これから先、絶対に何か絡んでくるような気がするな…
私、大原浩一
佐々木ゆかり新部長
直の後輩である武石健太
元に戻ったのだがまだ不安定な蒼井美冴…
私を含めたこの四人で何か絡んでいく予感がザワザワとしてくるのだ。
それに、なんとなくなのだが、小さな騒めきを感じてきていたのである。
まだ小さいのではあるのだが…
第7章 絡まるストッキング 1
完